3.アイデア出しをする(新しい新規事業の作り方)

こんにちは。
地域資源活用ー新規事業、新商品サービス立ち上げ支援をしている末次(すえなみ)です。
今日は、新しい商品やサービス、事業を作る時に必要となる”アイデア出し、アイデア発想”の方法について、お話しします。

3.アイデア出しをする

一般的に新規事業のアイデア出しをすると言うと、新しい商品やサービスのアイデアを考えると思うかも知れません。つまり、第1回目で言ったように、新しくやることを増やすことを考えがちです。

ですが、ここで言うアイデア出しとは、
対象とした人が必要と思っていること、欲しいと思っていること、に自分達の日常の活動、していること、生み出している物が当てはまるように表現する工夫、もっと言えばこじつけを考えることです。

例えばこんな設定をします。
困っていること:(対象とした人が必要としていること)子どもがゲームに夢中で夜寝るのが遅くて困っている。
解決をするもの:(私達が既にしていること、生み出している物)薪ストーブ。
その心は?

と問いかけます。こんな笑点の大喜利のような問いかけが本当のアイデア出しです。

その心は、
・薪割りや火起こしをゲーム仕立てにするとか
・薪ストーブの温もりで、子どもに眠気を誘うとか
・(味噌汁を作る包丁の音や匂いと同じく)朝、薪ストーブに火を入れるために薪を割る音や煙の匂いでパブロフの犬状態で朝早く起きるようになる。とか

また、困っていることが解決されたその先にある未来や可能性を考えるとアイデアが膨らみます。
困っていること:(対象とした人が必要としていること)子どもがゲームに夢中で夜寝るのが遅くて困っている。

これが解決された先にある未来や可能性:
毎日ガミガミ言わなくて良くなる。
ストレスがなくなる。
子どもと話をする時間が長くなる。
勉強をするようになる。
本を読むようになる。
・・・

さらに出てきたアイデア:
・薪ストーブの炎で親が癒される。
・薪ストーブの周りに自然と家族が集まり、話す時間が長くなる。
・焚き火の仕方とか、子どもが興味を持ちそうなことから、それについての本を読むようになる。
・・・

つまり、直接困っていることを解決する手段を考える必要はなく、その先にあるものを満たすアイデアを考えればいいのです。専門用語で抽象化と呼ばれることですが、この抽象化をするとアイデアの幅が広がります。

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