苦悩しながらも、幸せな組織作りを目指した実践事例  第5回(中村朱美氏(佰食屋))

ガイアの夜明けでも特集された、
どんなに売れても100食限定で話題の
中村朱美(佰食屋)氏の著書

「売上を、減らそう。」

(Amazonのリンク https://amzn.to/38nyBQ8
より

人が出入りできる余白を作る

余白は無駄なものじゃなくて、必要なもの。

余白の作り方、余白が生み出す好循環

「売り上げ目標なんて、じゃま。」

人はいつ、最高のパフォーマンスを発揮するのでしょうか。

「絶対勝てよ!」
「負けたら、どうなるか分かっているな!」

なんていうプレッシャーを与えたときでしょうか。

単純な作業なら、そうかもしれません。

しかし、
自分で観て、考えて、工夫する。

そういった作業の場合、
プレッシャーはパフォーマンスを下げます。

これを
”戦略的パフォーマンス” と
”適応的パフォーマンス” と
呼びます。

(参考書籍: ニール・ドシ の マッキンゼー流 最高の社風のつくり方 https://amzn.to/38raAaV

”戦略的パフォーマンス” は、ただ実行あるのみ。
これは、プレッシャーを与えれば、
短期的には成果が出ます。

しかし、
長期で見るとプレッシャーに対する慣れ、燃え尽きにより、成果は下がります。

”適応的パフォーマンス” は、
そもそも問題は何か?考えながら試行錯誤する能力です。

こちらは、
プレッシャーを与えるとかえって成果が出ません。

ーーー

違う言い方をすれば、

結果に着目するのか、
行動に着目するのか、

とも言えます。

結果は、
本人の努力だけではなく、周りの状況、運にも左右されます。

結果にコミットすると、
いずれ、社員達は無気力状態となり、言われたことしかしなくなります。

反面、行動は、
本人がコントロールできることです。

結果は置いといて、
試行錯誤することができれば、いずれ、成果が出る行動に結びつきます。

ーーー

佰食屋は、
一日百食とすることで、従業員を売上目標から解放しました。

そして、
注文を受けて、料理を作って、出す。
これら、お店のオペレーションは特別な技術を必要としません。

慣れれば、誰でもできる作業になっています。

こうなると、
従業員の頭の中に余白ができます。

余白ができると、何を思い付くのか。
(考えるのではなく、思い付いてしまうのです)

「お客さんを喜ばせる」
アイデアです。

お客さんの満足度が上がれば

さらに確実に百食売れて

さらに頭の余白ができる。

アイデアを思い付く

このような好循環が起きます。

量から質へのシフト

今、日本は、
あらゆる物が飽和状態です。

先程もお伝えした通り、
量が足りない時代は終わりました。

量を一定にすると何が起きるのか。

質の向上が起きます。

商売でいくと、
量は売上です。

質は、
商品の中身、体験です。

体験の中には、
どうやって商品を知ったのか。

「どんな味かなぁ。楽しみだなぁ。」
という期待の演出も含まれます。

これをお店から見ると、
”広報”
です。

固定費と変動費の逆転

広報は売上に直結することなので、経営者が責任を持ちます。

今の時代は、
広告宣伝費をかけなくても宣伝ができるようになりました。

Facebook、Twitter、Instagram、LINEなどのSNS
ブログ、メール。

しかし、
誰でも、無料で使えるからといって、広報が誰でもできる簡単な仕事になった訳ではありません。

あくまでも、
道具の話です。

佰食屋は、
広告宣伝費がゼロです。

その代わりに、
”シンプル”
”わかりやすい”
が広告になります。

例えば、
「一日100食限定」
「女性活躍」
「フードロス」
「ダイバーシティ」

といった、わかりやすい言葉を掛け合わせるとユニークさが際立ち、
キーワードが多いことで、メディアに取り上げられやすくなります。

ーーー

普通、
広告宣伝費は ”固定費” と呼ばれ、
材料費が ”変更費” と呼ばれます。

しかし、
売上を固定にすることで、逆転が起きます。

材料費が毎日、毎月、同じ金額になり、
固定費と考えられるようになります。

そして、
売上も一定となり、勤め人の給料と同じと捉えられます。

ガッポリ稼げないとしても、
毎月、一定の給料が入ってくるとしたら、
心に余白ができませんか。

余白があるから、
先のことを考えることができて、周りを見る余裕もできる。

次の記事では、
「自分に合わせることで、勝手に差別化」について見てみましょう。

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